こんにちは。KYKYです。
皆さんは「ザイオンス効果」っていうものをご存じでしょうか?
心理学で使われる用語で、接触回数が多い程親近感がわく心理です。
例えばクラス代え。
最初は話さなくても、毎日毎日顔を合わせていると仲良くなっていきますよね?
あれのことです。
人間は何回も接触したものに対して好意的になっていくのです。
漫画で例えてみます。
週間雑誌と月刊雑誌、人気があるのはどちらでしょうか?
大体の人が週間雑誌を思い浮かべたと思います。
無論連載している作品の質もあります。
でもこのザイオンス効果の視点で見ると、
週刊って月刊よりも大きなアドバンテージがあるんですよ。
一ヶ月に1回しかキャラに出会えない月刊誌。
対して一ヶ月に4回もキャラに出会える週刊誌。
接触する回数が多ければ多い程、親近感が湧くザイオンス効果。
週刊誌のキャラの方が、ひいては週刊誌の漫画の方が人気が出やすいんですね。
これは漫画雑誌の話ですが、WEBで連載するWEB漫画も同じです。
例えばあなたが100ページの漫画を描いたとします。
それを、一年で100ページ分を一回アップするのか。
あるいは10ページ毎に分けて一年で10回アップするのか。
後者の方がいいわけです。
一年で一回だとそもそも記憶に残りません。
接触する回数が一回しかないからです。
対して一年に10回更新する場合。
読者は10回もその漫画に接触するわけです。
なので記憶に残りやすい。
WEB漫画の大きな強みは更新スピードです。
印刷所で印刷して全国に配送して~という
手順を踏まなければいけない漫画雑誌に比べて
WEB漫画は描いたらアップするだけです。
印刷、配送という手順がないので
その分更新スピードを速くできるのです。
ならこのWEB漫画の強みを最大限活かしましょう。
更新スピードを速くする。
多少クオリティが落ちてもいい。
ページ数が少なくなってもいい。
とにかくこまめに更新することで、読者の記憶に刻まれます。
記憶してもらえればまた読んでもらえます。
せっかくインターネットを使って配信するのですから
ネットで発表できるWEB漫画のメリットを出していきましょう。
今50Pのネームを描いているのであれば
25Pずつに分割できないか考えてみましょう。
また更新頻度を上げることで
「一話アップできた」という自己のモチベーションを
保つことにも繋がります。
仮に一年に一回しかアップしなかったら
反応貰えるまでの道のりが長すぎて
孤独に耐え切れなくなるでしょう。
エッセイ漫画やギャグ漫画を描いている人は
一日1Pのショートギャグを毎日更新するという手法を使う人がいますが
かなりインターネットに適しているスタンスだと思います。
ストーリー漫画なら1Pずつ更新しても読みにくいだけなので
最低限のページ数は必要ですが…w
ザイオンス効果を上手く使い
読者を増やしていきましょう。
前回の話:ネットで漫画を発表するとこんなメリットがある!