デジタルでラクに漫画を描こう!WEB漫画の始め方その2

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皆さんこんにちは。
KYKYです。


今回の記事では、初心者でもラクに漫画を描けるデジタル作画に必要な機材をご紹介します。

前回の記事ではコピー紙に描いてくださいと説明しましたが、
漫画を描いてみて「どうせなら発表したいな」と
思った人向けの記事です。

インターネットを使って漫画を発表するなら
アナログのデータをデジタルに変換しないといけません。

この時に必要なものが「スキャナ」です。



これで紙に描いた漫画のデータを取り込み、
デジタル画像にすることができます。



ただ、下書きやネームはアナログで良いと思うのですが
仕上げの作業はデジタルの方が圧倒的に便利です。

・修正が簡単。消しゴムやホワイトの必要がない。
・最初にツールとソフトさえ買ってしまえばあとはお金がほぼいらない
・コマ枠、集中線などをササっと作れる。
・管理が楽

これらのメリットがあります。
少しの作業てパパっと自作漫画に
色々な効果を加えられるのです。

アナログだと集中線を引くのも大変ですが
デジタルならお手軽にできます。

なので、デジタル作画を始めよう!と思った方に
必要な機材を紹介していきます。


デジタル漫画に必要な機材


・パソコン or iPad
・ペンタブレット(iPadなら必要なし)
・作画アプリ「クリスタ」

これだけあればOKです。
順に説明します!




・パソコン

今手元にパソコンのある方はそのパソコンでいいです。
特にゲーミングパソコンのような画像処理に優れたものなら、
わざわざ買い替える必要はほぼ無いでしょう。

ただし十年以上前のモノだったりする場合、
漫画はそこそこ重いデータを扱うので
買い換えた方がいいです。

あまり低スペックのパソコンで作業しているとフリーズが多発し、
作業がすべてパーになってしまいます。

パソコンというとヤマダ電機などの家電量販店で、
購入するイメージのある方もいるかもしれませんが正直お勧めしません。
ああいうところで売っているPCは始めからいらないアプリが大量に入っています。
いっぱいアプリが入っている分割高になります。
値段の割に性能が今ひとつなのです。

おすすめはデザイン用PCです。

マウスコンピューターやドスパラなどといった
パソコン専門店で購入することをお勧めします。

家でどっしり作業したいならタワー型のデスクトップパソコン。
持ち歩きたいならノートパソコンをお勧めします。

ただ、いろんな場所で漫画を描きたいのであれば
ノートPCよりiPadの方が向いています。


iPadにはいろいろ種類がありますが、miniは画面が小さすぎて描きにくいです。
Airか予算に余裕があればProを選ぶといいでしょう。

iPadは持ち運びが楽なうえにペンが付いているので、
実質PCとペンタブを同時に買ったようなものです。

ただ、作業効率自体はPCとペンタブの方がはるかに上なので
自分のスタイルで「PC+ペンタブ」か「iPad」にするか
決めましょう。

嫁さんはiPadを持ち歩き、会社の昼休みに
ファミレスへ行って絵を描いてます。
電車通勤中も手軽に描けるので買ってよかったと言ってましたw
ちなみに嫁さんは家のパソコンも買い換えたのでお金が吹っ飛び…ゲフンゲフン。



・ペンタブレット

パソコンがあるならペンタブレットの出番です。
マウスでも絵は描けますがやはりペンタブで描いた方が絶対早いです。

ペンタブといえばワコムというメーカーが一番有名。



種類が豊富で何を買えばいいのか迷うかと思いますが、
最初は一番安価なモデルで良いと思います。
おすすめはIntusシリーズです。
こちらは安価なものが揃っていて、手を出しやすいです。

intous Proなどのモデルはサイズが大きく描きやすいのですが
その分高価になってしまい、ややハードルが高いです。

ワコムの公式より引用
https://store.wacom.jp/products/detail.php?product_id=4169


2019年現在だと、漫画制作アプリ「クリスタ」がセットになっている
ベーシックスターターパックモデルが売っています。
後述するクリスタには、Pro版とEx版がありPro版は安い方なのですが
Pro版でも十分漫画は描けるので安く済ませるならこちらがいいでしょう。


また、液晶タブレットと呼ばれるタイプのものもあります。
どういうものかというと、画面にペンで直接描けるタブレットです。
いわばiPadみたいなものですね。


しかしお値段もびっくりするほど高いです。


初心者が手を出すべきではありません。

漫画制作にハマッてきたら買えばいいです。

液晶にペンで直接描く方がやりやすいのであれば
最初は似たような値段でも持ち運び可能な
iPadから試してみるといいかと思います。


どうしても液タブで描きたい!という方へ

高いだけあって直接画面をペンでなぞれるので
描きやすいと言えば描きやすいです。


画面を汚さないように布の手袋を装着するのがおすすめ。




ちょっと高級品


しかし最初は安価なペンタブで十分です。
繰り返しますが慣れきて物足りなくなったら買いましょう。




・漫画制作ソフト「クリスタ」

世の中には様々な画像編集ソフトがあります。
有名どころだとPhotoshop(通称フォトショ)でしょうか。

実は僕は美大出身だったので学生の頃買ったやつがあったんです。
フォトショも仕事でちょいちょい使っていたので
初めて漫画描く時、フォトショで描きました。

で、第2話からこちらのクリスタに乗り換えたのですが
もう圧倒的に使いやすさが違います。

windowsに初期搭載されてるペイントというアプリでも
一応描けなくはないのですがアレは豪鬼みたく
修羅の道を究めたい人向けなのでおすすめしません。

まあ元々フォトショは写真編集が目的のアプリです。
そもそもイラスト、漫画制作専門として開発されたクリスタと比べるのが間違いなんですけどw
変えた結果、むちゃくちゃ作業効率が上がりました。

なので皆さんには初めからクリスタで漫画を描くのをお勧めします!

業界的にもクリスタの売れ行きが一番高いです。
公式バナーにも「一番売れてる!」とか
自分で言っちゃうくらいなので本当にNo.1シェアなんでしょう。


つまり、皆がクリスタを使っているということ。


よってネットで調べるといろんな情報が
すぐ出てくるのも大きなメリットです。


使い方がわからなくても
「クリスタ 使い方」とか
「クリスタ 便利機能」とかでググるだけで
日本語の解説ページがいっぱい出てきます。

これが3D制作ソフトとかだと出てきても英語のページとかザラなので
日本語で書かれている情報にアクセスしやすい…
この点は大きなメリットと言えるでしょう。



クリスタの便利さはこれらの点です

・漫画用素材が充実
最初からフキダシや集中線などの素材がいっぱい入っています。
また、ユーザーが作ったオリジナル素材も無料や有料で揃ってます。
初めのうちはこれらを適当に拾ってきて使いまくりましょう。
コピー紙に描いた真っ白な漫画でも
これらの素材を追加することで画面がだいぶリッチになります。
僕も大いに助けられてます。
また、自分で素材を作って有料で販売することもできます。

・コマ割りツール
ドラッグするだけでコマを作ってくれます。
そしてコマの外にハミ出る線を引いても表示されません。
つまり、線がコマから出すことを気にしない
ガンガン描けるということです。
同じようなことはフォトショなどでもマスクを切れば出来るのですが
クリスタだとツール一発なので非常に便利です。

・線が綺麗に描ける
デフォルトのブラシやペンツールが充実しています。
これらを使うと非常に綺麗な線が描けます。
もちろんフォトショでも設定しだいで出来るのですが、
クリスタは最初から用意してあるブラシを使うだけで描けるというのがデカい。

・複数ページをまとめて管理できる
これは後述するEx版のみの機能ですが、複数のページの管理が楽です。
1つのファイルで全ページを編集できるのでページをまたいでの作業が圧倒的に楽です。


これらの便利さがあるので漫画を描くならクリスタ一択です。


ちなみに、クリスタにはPro版とEx版があります。
Proが5000円、Exは23,000円です。

ExはProの機能を全て備えたグレードアップ版です。
Exはページ数を入れたり、
ストーリーエディタというセリフを1レイヤーで管理出来る機能があったりします。
ですが最大のメリットは複数ページの管理ができるということ。
よって何ページも漫画を描くつもりでしたらExを購入しましょう。
僕も迷った挙句Exにしましたが、
ページをまとめてくれる機能が便利でこっち買っておいて良かったですね。

ちなみに1カ月1000円の分割払いも出来ます。
僕みたいに金のない人は分割払いで購入しましょうw

もちろんそんなページを描くつもりはない。
少ないページを気楽に描きたいという人はProでOKです。
差額払ってExにアップグレードも出来るので、
まずはProを買ってみるのもおすすめです。



長くなりましたが以上です


まとめます

・パソコンかiPadを用意だ!
・パソコンならペンタブを買おう!マウスは修羅の道だぞ!
・お金持ちなら金にモノを言わせて液タブだ!
・漫画制作ソフトクリスタを使おう!間違ってもwindowsのペイントは使うなよ!

これらが揃っていればデジタルでWEBに漫画を発表できます。
さあ皆さんもレッツ★トライ!


次の記事では描いた漫画をインターネットで発表する方法を書いています。


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