ダテナオト氏の著書「考え方で絵は変わる」が良書だったのでレビューしてみた

Pocket

皆さんこんにちは。KYKYです。

本日はお勧めのイラスト関連の本をレビューしていこうかと思います。
勿論漫画の参考にもなります。

その名も『考え方で絵は変わる』



著者はダテナオト氏。
どんな人におすすめかというとですね。

「自分の絵に自信が持てない」

こんな人の為にあるような本です。


この本にはイラストテクニック的なことはあまり書いてありません。

じゃあ何が書いてあるのか?

「絵の天才ってどんなやつか」
「天才じゃない自分は絵の仕事は無理なのか」
「絵を描くのがしんどい時はどうすればいいのか」
「才能やセンスがないと絵は描けないのか」
「デッサンやクロッキー、模写…何を練習すればいいのか」
「すぐにやる気が無くなってしまう」

このような「絵描きあるある」の悩みについて
優しく丁寧にわかりやすく、かつ優しく書いてくれています。

大事なことなので二回言いました。


そう、この本。

とにかく優しいんです。

この本の半分は優しさで出来ています…
というどこかのCMフレーズがぴったりハマるくらい。


もうね、読んでて安心するんですよ。
ダテ氏が励ましてくれているようで。



正直、僕は絵が下手糞です。
下手なりに悩んだりしました。
むしろ下手だからこその悩みもあったと思います。

しかしこの本はそんな悩みにそっと助言してくれました。

特に68Pに書いてあった
「モチベーションを保つにはどうしたらいいか?」
という悩みに本の中でダテ氏はこう答えています。


”期待しすぎなければ失望することもない”
”作品は80%程度の完成度があればそれでいい”



そうか!と僕の悩みは吹っ飛びました。
吹っ飛んだというより、今の自分の考えは間違ってなかったなと
自信につながりました。

僕は周りの人間や自分自身に期待しすぎる傾向があったんです。
期待するから他人や自分がそれに伴わない成果物を出すと
イラっとしたり落ち込んだりしていたんです。


でもね。


そんな期待したところで
自分の絵のクオリティが上がるかっていうと
上がらないわけですよ。

無駄に疲れるだけ。

なら、変に期待して落ち込んだりせずに

「今の俺はこのレベルだ」
「前に比べて可愛く描けるようになってる」
「次でもっとレベルアップできればいい」
「俺よりうまい奴なんて腐るほどおる。気にしても仕方ない」

こう割り切った考え方ができるようになったんですね。


人間、最終的な能力は継続したかそうでないかで決まってきます。
そして継続するにはやる気、自信というマインド部分が大事になってきます。

このダテナオト氏の著書「考え方で絵は変わる」は
迷える子羊たちを救済すべく世に放たれた
いわば聖書のような本です。

え?誉めすぎ?いやいやいや。

世の中、絵の描き方を解説した本はいっぱいあります。
でもこの本のように考え方、思考法、そして精神的な悩みを解決してくれる。
そんな本は滅多にありません。

そしてやる気のコントロールは非常に重要だと先ほど述べました。
つまり言い換えると

『絵を描く上で一番大事な要素が書いてある本』

と言えます。



「私は絵の才能無いのかな…」
「ちっとも絵が上手くならねー!死にたい…」
「なんでみんなあんなに上手いのに僕はこんな下手なんだ…」

こんな悩みを抱えている僕のような子羊に
救いの手を差し伸べてくれる良書でした。

素晴らしい本を書いてくれた
ダテ氏にはこの場を借りてお礼を申し上げます!





このページでも漫画を描く上でおすすめの書籍を紹介しています!

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください